コラム

Pythonの「配列」:リストと仲間たちを使いこなそう!

プログラミングの世界で、複数のデータをまとめて扱うための便利な道具、それが「配列」です。しかし、Pythonの世界ではちょっと事情が異なります。厳密には「配列」という名前のデータ型は存在せず、それに近い役割を果たすのが「リスト」や「NumPy配列」です。今回は、Pythonにおける「配列」の役割を果たすリストを中心に、その使い方や特徴をわかりやすく解説します。

リストとは?

Pythonのリストは、複数の要素を順番に並べたものです。要素は数値、文字列、真偽値、さらにはリスト自身など、異なる型を混在させることができます。リストは角括弧 [] で囲み、要素はカンマ , で区切って記述します。

# 数値のリスト
numbers = [1, 2, 3, 4, 5]

# 文字列のリスト
fruits = ["apple", "banana", "orange"]

# 異なる型を混ぜたリスト
mixed_list = [1, "hello", True, 3.14]

リストの基本的な操作

リストには、要素を追加、削除、参照するなど、さまざまな操作が用意されています。

リストの便利な機能

リストには、繰り返し処理やスライスなど、さまざまな便利な機能があります。

NumPy配列

Pythonで数値計算を効率的に行うためには、NumPyライブラリのndarray(NumPy配列)が非常に重要です。NumPy配列は、リストと似ていますが、すべての要素が同じ型である必要があり、より高速な演算が可能です。NumPyを使うには、まずimport numpy as npでライブラリをインポートする必要があります。

import numpy as np

# NumPy配列の作成
numbers = np.array([1, 2, 3, 4, 5])

# NumPy配列に対する演算 (要素ごとの足し算)
numbers = numbers + 1
print(numbers) # [2 3 4 5 6]が出力される

まとめ

Pythonのリストは、柔軟で使いやすいデータ構造であり、さまざまな場面で活躍します。NumPy配列は、数値計算に特化しており、高速な演算が可能です。これらの「配列」の仲間たちを使いこなすことで、Pythonプログラミングの幅が大きく広がります。それぞれの特徴を理解し、適切なデータ構造を選択して、効率的なプログラミングを目指しましょう。



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